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2014.03.29 (Sat)

自由の彼方に 地平線を引け-Free Novel Games





「推測だけでいきなりエントリを上げるようなことなどせずに、御本人に直接確認」は、そうですね。勝手に勘ぐったのだと明記したとはいえ、推測でリンクを張ったのはよくなかったですね。

ただ、そういう事をはっきりさせたかったわけではないです。自分の考えをまとめるきっかけになって丁度よかったというのが大きいです。


別に皮肉とか非難とかではなく、直接尋ねることができるのなら、いろいろとはなしを訊いたほうがより有益だろうと思っただけです。

ただ、自問自答の叩き台にしただけというのなら、その旨、承知しました。




「多分、作者はそんな事考えてないよ」ということについて考えることを道玄斎さんが倫理的に否定しているとは思わない(後略)


作品や、その内容を、じっくりと反芻して、ノベルゲームから「考える事」を引き出したいプレイヤーっていますよね。私の知り合いにもいますw 「多分、作者はそんな事考えてないよ」ってな事でも、真剣に考えちゃう。

下手な考え休むに似たり、ってことわざもありますけれども、そういう人は、頭がいい人が多いんですよねぇ。そういう人にとって、この作品の持つ、「読みにくさ」っていうのは、寧ろ逆にプラスに働くのかもしれません。

まぁ、私は馬鹿で、考えるのがニガテなので、難解な漢字や表現によって、ストーリーをストレートに読み解きにくいという所で、「気になった点」として挙げましたが、こういう作品が出てくるから、ノベルゲーム漁りが止められないんですよw




そりゃあ、「倫理的に否定している」わけではないことくらいはわかりますが、前後の文脈から推測するに、道玄斎さんは、その知人に対して皮肉を言うというか、ちょっと馬鹿にしている部分はあるように読み取れます。例えば「草」を生やしているところとか、「下手な考え休むに似たり」のことわざを引用しているところとか、相手を「頭がいい人」として自分を「馬鹿」と落としているところとか。

まあ、道玄斎さんがだれのことを指してこういった物言いをしているのかわかりませんから、これ以上なんとも言えませんが。




「多分、作者はそんな事考えてないよ」ということについて考えることは、作品を読む、感想を書くということに際して、かなりの割合でついてくるんじゃないかなと僕は思います。作品を読むということは、必ずしも「作者の意図」を読み取ることではないからです。作者のご機嫌取りのために読むわけでもないです。

ここでいう「多分、作者はそんな事考えてないよ」は、制作者が「意図・想定・設定」していない「考える事」を引き出そうとする知人の姿勢に対する「たしなめ」であるようにわたしには見えますが。




akino さんがいう「結局のところ、Free Novel Game 作品はあくまで「制作者のもの」で、その内容をどう捉えるのかも、ある程度、製作者の意向に沿うものでなければならない、というのが、この業界の「暗黙のルール」なのだろう」という御見解には同意しかねるといいますか、大多数がそうである、とは感じていません(もちろん僕の見解が間違っているかもしれないが)。

確かに、「暗黙のルール」というと「明文化されていないだけで、そのコミュニティに属する大半の人々が、はっきりと自覚しているルール」という印象になってしまいますね。であるなら、もうすこし意味合いをまろやかにして「支配的な空気」くらいにしておきます。

ただし、上記「たしなめ」から導き出した「結局のところ(中略)なのだろう」という結論が、それほど間違っているとは思えません。この「たしなめ」には、個人の「自由な」モノの見方(それが正しいかどうかはまた別)を修正しようとする意志が(自覚的であろうがなかろうが)見え隠れするからです。

とはいえ、わたしは一般的なレビューサイトの現状をまったく把握していません(むしろ、積極的に他人のレビューを遠ざけているくらい)から、これらはあくまで「わたしには世界がこう見えている」というだけの空理空論で、実際は古参のレビューサイトなど時代遅れも良いところ、その他の新規参入者は百花繚乱、個性が咲き乱れているというのなら、それは結構なことですし、そうであってほしいとも思いますが、まあ、それはないのでしょうね。




僕は内容について訊かれれば答えられる範囲で答えますし、答えた時点で覚えている限りにおいてそれが「作者の意図」なわけですが、そういう行為は「この作者の言っていることはおかしい。ちゃんと書けてない」ととられる、あるいはバレる危険性もある。akino さんのとき、そうだったように。

そうですね。ガムベースさんのようにいろいろとお考えになっている人ならば、作品内の描写にもなんらかの意図があるのだろうと思い込んでいたのですが、実際は「良くわからない」「もう忘れた」という部分も多かったのですよね。

ただ、それは「ほんとうになにもなかった」のではなく、音楽におけるアドリブに近い、天才的な瞬間の閃きがそこにハマったということなのだろうと思います。でも、それはまたアドリブとおなじように再現性がほぼない。だから制作者のなかにも「答え」はない。

であるなら、(実際にあるのかどうかわからない)制作者の意図を追求するようなマネをするより他に、その混沌めいたアドリブ部分を読者側の解釈によって埋めることも可能なのではないかと思えるようになりました。「読者が作品を完成させる」です。

もちろんこれは、作品の益になり、制作者も納得し喜ぶような解釈であるのが最良なのはいうまでもありません。




「読み解く」なんて言葉で書いてしまったけれど、「読み解く」とはそもそもどのようなことかも僕にはわからない。感想が考察が「見当違い」かどうか、誰がどんな基準で判断するのか?

別に、公正公平な絶対者がジャッジをする、などという大仰なものではなく、ガムベースさんが直前に書かれているような「読者が好き勝手書いたとして、作者が他人の感想を読んで「それは違うなあ」と感じることはある、と考えます。僕もある。作者でなくても、他の読者が「この人は妙なことを書いている」と感じることだってありますね」という、「読む人が読めばわかる」程度の違和感があるかないか、ですよ。相対的な知識量の問題です。




レビューは「技術論・構造論的な指摘」だっていいと思いますよ。

そうですね。むしろ、わたしのような高等教育を受けていない人間には「技術論・構造論」を語ることはできませんから、そういうレビュー「も」あってもらったほうが好ましい、というのは事実ですね。

「NaGISA の大先生サマ」は折に触れて「Twitter や実況動画などのひとところに留まらずに流れていってしまうレビューや感想が溢れる時代のなかで、ひとつ自分のレビューのようにまとまった情報量を保ったものが遺っているのも良い」ということを書いています。

わたしも「後世に遺せるものを作るべき」という理屈には賛成します。ただ、それが「技術論・構造論」的なレビューだけでは足らないようにも感じています。やはり(公開時期を大きく過ぎていても)作品に対する理解を深めたいという欲求に応えられるような「場」もあったほうが良いのではないでしょうか。

これは例えば「ふりーむ! の感想用 BBS」や、そこに書かれるコメント程度の(「感動した・面白かった・このキャラクタに萌えた」というような)内容ではダメでしょう。もっと個人の価値観に立脚した濃い文章でなければなりません。とはいえ、別になにか特別なものというわけではなく、作品を読み終えて率直に感じたこと・考えたことを「公向けにクレンジングする」率をすこし変えるというくらいのことなのですが。

ただ、作品内容に深く係わるような文章を公開する場合、「ネタバレ」の問題に直面する可能性が強まってしまうのがネックなのですが。このギョーカイ、ネタバレは、ほとんど禁忌とされているようなところがありますからね。




それと、ガムベースさんが引用された道玄斎さんの「構造論的指摘」の文章ですが、これは「「動物報恩譚」という物語のパタン」を示しているのではなく、「あるジャンルに長く・深く接してきた読者のなかに堆積したイメージ」が同ジャンルのある作品によって想起されたとき、作品単体で得られる感動に、過去の読書体験によるものが上乗せされるのでは? と語っているだけではないでしょうか。

すくなくとも、制作者が自作品のジャンル、「型」を選択するのは、理由がどうであれ充分に意図的だと思うのですが。道玄斎さんが「大量に存在している」と証言しているジャンルをまったく知らないで、自分で「発明」したというのは、ただの無知だしなあ。







件のエントリのコメント欄で「フリーノベルゲームに何を求めるか」について、道玄斎さんに賛同する意見が並んでいるけれど、「人それぞれ」「みんな違ってみんな良い」レベルで味しないな。

いや、わたしも「自分のちっぽけな世界」の外側からやってくるものを望んでいることはおなじはず(「自分と違う価値観や思考。面白い!」「新たなひらめきや感動が生み出される接触点。これこそフリーゲームに期待していることかもしれませんね」)なのだけれどなぜだ。

なんか、「悪心」が足りねーのでは。好かぬ。


あと、道玄斎さん「下手な考え休むに似たり」好きだな。この格言って「堂々巡り」や「負のスパイラル」になりがちな思考様式を戒めているのであって、面倒な問題を回避するための言い訳としては適格ではないのでわ?

この態度が示すとおり、結局、だれもかれもが、ただ無責任ってだけなんじゃね?

だいたい、オマエらがすぐに思いつくようなことの、どこが「難しい問題」「面白い考察」なんだよ。バカが馬鹿のふりして自分を守り、ノミ取り合っている様って、すげーアホらしいし、ダッセエ。



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