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2013.06.29 (Sat)

ワイドサイズ画面 の見る夢-Free Novel Games

映画鑑賞の話をしよう。

わたしは映画館で映画を観るとき、かならず前列中央の席を取ることにしている。昨今のシネコンでいうところの「C」か「D」辺りの列といえばイメージできるだろうか。

この位置では、まさに視界全体が一面スクリーンとなり、とても迫力がある。まあ、この前列付近が適切な鑑賞位置として想定されているのか疑問だし、実際、小さめのシアターの場合、スクリーンとの距離があまりにも近すぎて軽く後悔することもあるが、わたしは映画館に(音響も含めた)ある種の「非日常」を求めているので、あえてこのような鑑賞方法を選択するのである。

一方で後列に座る人たちも当然いる。一般的な映画館には傾斜がついていて、後列になるほどより高い位置に座ることになる。ずいぶんと後列に座る機会がない(高いトコ怖いし)ため、ほとんど記憶にないのだが、スクリーンとの距離や目線の位置などから推測するに、後列から観る映画は、ちょうど「大画面テレビ」で観るそれと似たようなものなのではないだろうか(つぎ映画館に行ったとき、こっそりと確認してみよう)。

聞くところによると、スクリーンのあの大画面は、新しい娯楽媒体として驚異となりつつあったテレビに対抗したものだそうだが、いつのまにか映画館でもテレビ感覚で映画を眺めることになるとは、世の儚みを感じる。



さて、Free Novel Game におけるワイドサイズ画面のことである。

いまはまだ「何度も言っていますが、ワイド画面ってノベルゲームには全く不向きだと私は思うんですが……」とレビュアーがボヤくような状況である。当然、こういった物言いに影響されてしまうプレイヤーもいるかもしれない(ページ下部) カラム長すぎなんだよなー (´・ω・`)

仮に「NaGISA の大先生サマ」らの言うとおり、ワイドサイズ画面というものが総合的にはマイナス点のほうが目立つのだとしても、それを理由にワイドサイズ画面に「不適格」のレッテル貼りをして「まったりと」排除しようとするのはいかがなものなのだろうか。

これが例えば「ノベゲにワイドサイズ画面が適する・適さない」で裁定するのではなく、視点を変えて「ワイドサイズ画面上で、どのようにノベゲを表現するか」と考えれば、この先いくらでもアイディアが湧きあがってきそうなものではないか。なぜ製作者の持つ想像力を信用して見守ることすら放棄するのだろうか。

(とはいえ、直後に「あえてワイドを選択するなら、ワイドならではの演出が一カ所でもあれば良かったのではないかなという気がします」このようにフォローされてはいるのだが。ワイドサイズに「ノベゲ」としての必然性を見出すことができるなら許容するのだろう)

「Free Novel Game の発展」などと理想を説きながら、実際はこうやって発展を阻害する。偽善とまでは言わないが、いまいち理解できない。


別にわたしは、彼らの「最良の『ノベゲ』を追求する」という「レビュアー」としての姿勢を否定するつもりはない。それは好きにやっていれば良いが、ただ、「古い価値」と「新しい価値」、ふたつとも認めてしまえば二倍楽しいのに、と考えているだけなのである。

ワイドサイズ画面を「いままで親しんだ画面サイズ」と同線上に置くのではなく、まったく別物の体験(の入口)として捉え直し、楽しめば良い。それが個人的な好みにそぐわないものだったとしても、こういった未来志向なメッセージを発信することだけでも意味があるのではないかとわたしのようなものは考えるのだが、どうだろうか。


あと、「Material」って、まだリニューアル前だよね? どうなっとうとかねー?



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