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2012.05.21 (Mon)

どうせ わたしが 間違っているのだろう けど-NOTE

「大先生」による『ハローワールド』の評に、こういう一文がある。


作者さんの作品紹介を読むと、「1000人に面白いと言ってもらえるより、1人の心を動かしたい」とありました。まさにそういう性格の作品だと思います。私は十分心を動かされましたし、とにかく全体に押し付けがましくないので、多くの人の心に響く物語なのではないかと思います。


「大先生」が引用した部分を、製作元である「EaSt」さん(のトップ・エントリ)ではどう書いているかというと、


そのコンセプトは、小林修曰く、「全国に三万人いる自殺者を一人でも減らすこと」らしいです。つまり、1000人の人に面白いと感じてもらうのではなく、1人の心を動かすことが私たちにとって大切だということです。


と、なっている。で、ここからが本題なのだけど。



「大先生」は、あくまでも「作品の持つメッセージ」によって「心を動かされた」のだよね? 一方、「EaSt」さんは「自殺者を一人でも減らす」ために、「1000人よりも 1人を選ぶ」と言っているわけ。これは「EaSt」というサークルが掲げる「ポリシー」であって、『ハローワールド』で描かれているテーマ(メッセージ)は、そのポリシーを「届けるべき相手」に伝えるための「手段」に過ぎない。

なにが言いたいのかというと、「面白い」と感じただけの「1000人」の内のひとりに過ぎない「大先生」が、自分が「特別なひとり(ほんとうにことばを届けたい相手)」であるかのように公言するのは、(例え「善意」からであっても)おこがましいことなのではないの? ということ。

「EaSt」さんは、「多くの人の心に響く物語ですね」ということばを「聞きたいのではない(いやまあ、それはそれで、もちろん嬉しいのだろうけど)」。むしろ「1000の賞賛」なんていらないと、きちんと「書いている」。

それよりも、人生に絶望して、生きていくことすら諦めようとしている、どこかの「1人」に対して、それでも「生きていてほしい」「死んでほしくない」と願っている。それだからこそ、その「1人」の「心を動かす」ことができる作品を作り続ける、と宣言しているわけでしょ?

そして、その結果が、「世界」を信じて「Hello」と声をかける(能動的に係わろうとする)とき、「世界」はかならず応えてくれる、という「メッセージ」を込めた、『ハローワールド』という作品になるわけ。そう考えれば、これは逆に「非常に押し付けがましい作品」である、とも言える。ここまで力強い宣言がついているならね。そういう書き方だってできるというだけですよ。


わたしも「作品自体のメッセージ」に関しては大いに賛同しますけど(現にトモダチいないし)、自分が「特別なひとり」であるとは、とても書けませんよ。だってわたし、死にたくなるほど本気で生きていませんから。結局は、「面白い」というしかないだけの「1000人」の側に過ぎない、ということくらいは自覚しています。

だいたい、「1 / 1000」にしか「きちんと届かない」作品である、と書いてあるのに、「多くの人の心に響くのでは?」と評するところが謎ですが。たぶん、「心を動かしたい」という部分だけを切り取ってこんな持ち上げ方をしたのだろうけど、「わかっていない」ことには変わりないな。とんちんかん。

まあ、「大先生」が、「死にたい」とつぶやく気力がないほど精神的に追い詰められている、というのなら、はなしは別ですけど。どうだかね。知らない。





「意識の高い」レビュアーって、「赤ペン先生」よろしく、作品の「添削」をしているだけなのでは? と思えてきた。「大先生」の『ハローワールド』評は「生徒が提出した課題に、教師が添えたメッセージ」みたいな雰囲気がある。「推薦」「純推薦」もなんだか、「よくできました」「大変よくできました」のスタンプのよう。

まあ、これもまた、「製作者」と「プレイヤー」に向けた「最良の手法」ということなのだろうけど。実際、すでに「敵」もいないのだろうし。なんだかなー! ど、どうでも良いけどねっ!


そういえば、以前「自爆」したときに、「akino さんって NaGISA さんが大好きなのですねっ!」というコメントをいただいて恥ずかしくなったことを思い出したけど、いま忘れた。



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