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2018.08.09 (Thu)

communication breakdown













善意という名の拳で殴り合う人々の図。


趣味で作っているのだから評価するな」とプレイヤーに迫る制作者は、おそらくリアルで社会的・経済的に「奴隷」として他人からの評価にさらされ続け、疲弊しているのだろう。

そんな彼らがある種の「癒やし」や「救い」を求めてはじめた創作でもまた、他人から評価されるなんてことには耐えられない、というのは人情としては充分、理解できる。


しかし、公の場に作品を公開した以上、他人からの批評や引用を拒むことはできない。それはシロートの趣味であろうが関係ない。

そもそも、フリーノベルゲームが純粋な自己表現ではなく、あくまで娯楽の範疇であるとするならば、他人の存在は必要不可欠である。

仮に、多くの制作者が口にするように、相手の人生を (瞬きほどでも) 占有し、自らのなにかしらを伝えたいというのなら、フリーノベルゲームの公開もある種のコミュニケーションだといえるだろう。そして、そのコミュニケーションにおいて、他人の不在や一方通行的な押しつけはありえない。

つまり「わたしの作品を評価するな」という主張には正当性がないわけである。「他人をないがしろにして良い」というもの自身がおなじ目に遭うのはあたりまえ。



結局、世のなかに向けて放った下心 (「わたしの善意を無条件で受け入れろ」といったような) は鏡のように反射して、必ず自分を傷つける。

それが嫌ならマインドを変えるしかない。



22:02  |  +NaGISA大先生とノベゲの話題  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
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